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事前相談について
65%の消費者が事前に葬儀業者を決めていないのが実態です。
Q1 | お葬式の業者を事前に決めていますか? | ||||||
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A1 | 葬儀業者の事前選定状況
消費者モニターアンケート調査によれば,過去の施主等の経験の有無に関わらず,65.1%の消費者は、葬儀業者を決めておらず,葬儀業者を選ぶための情報収集もしていないのが現状です。 |
56%の消費者が故人が亡くなってから決めているのが実態です。
Q2 | 葬儀業者を選ぶのはいつですか? | ||||
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A2 | 葬儀業者の選定時期
消費者モニターアンケート調査によれば、過去に施主等の経験があると回答した人でも、故人が亡くなる前から葬儀業者を決めていたものは43.7%であり、故人が亡くなってから葬儀業者を決めたものが半数以上を占めています。 |
急な事で葬儀業者の比較検討はできないのが実態です。
Q3 | 依頼前に他の業者と比較検討をしましたか? | ||||
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A3 | 依頼前のほかの業者との比較状況
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Q4 | 葬儀業者を選定する時間的な余裕がありましたか? | ||||
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A4 | 葬儀業者を選定する時間的余裕の有無
さらに,故人が亡くなってから葬儀業者を決めた消費者のほとんどは、その業者に依頼する前に他の葬儀業者とサービス内容や料金を比較しておらず、理由としては、比較を行う時間的余裕がなかったとしています。 |
このように、身内に不幸があった場合、まず一番に困るのが葬儀の施行ではないでしょうか?
大切な方との最後のお別れであるイベントにも関わらず、突然の場合は特にさまざまな対応に追われ時間的にも精神的にも葬儀業者の十分な比較検討はもちろん、葬儀施行についての十分な打合せは大変困難なことである事が伺えます。
葬儀に対して事前の情報収集や葬儀社の選択を行う事自体積極的に行いたい事ではありません。しかし、大切な方を納得した形でお送りする為にも、事前の情報収集は行って行きたいものですね。
*消費者モニターアンケート調査より
前述の『葬儀の実態』でもお伝えしたとおり、葬儀とは慌しく冷静な判断が出来にくいものです。
葬儀が終ってから
『やる事が多くて、悲しむ余裕もなかった』
『こんな筈じゃなかった』
『葬儀社からの請求書を見て驚いた』
実際にはこのような声を聞くこともまだまだ多く、故人に近い方ほど、本当はゆっくりと最後の別れの時間を持ちたいにも関わらず、葬儀への責任と負担が大きくのしかかってくるものです。
事前相談は、葬儀社が前もって葬儀についての相談を受けることで、葬儀の形態や規模・費用を具体化することでご家族の精神的・経済的な不安を少しでも取り除いていく為に葬儀社が独自に行っている葬儀サービスのひとつなのです。
特に葬儀の経験がない方の場合、何を誰にどう相談すればよいのかわからず、漠然とした不安を持っている。
あるいは、葬儀の事前相談は『不謹慎』『縁起でもない』とお考えの方も多いでしょう。
しかし、実際には人生最後のやり直しのきかない大切な儀式、それが葬儀です。
たとえば私たちが高価な買い物をする時は失敗したくないという思いから、いろんな業者の話を聞き、こちらの意思を伝え、周りの人たちと相談し購入を決めるのではないでしょうか?
やり直しのきかない葬儀だからこそ、あとで後悔しないよう満足のいく葬儀で最後のお別れを考える事が大切なのではないでしょうか?
前述の『消費者モニター調査』によると、過去に施主等の経験があると回答をした人のうち、2割以上の人がその葬儀業者に再度依頼をしたいと思わないと回答をしています。
実に2割以上の方が執り行った葬儀に満足をしていないのが現状なのです。
そんな事にならない為にもしっかりとした事前相談を行う事が重要です。
事前相談を行う事で下記のようなメリットがある事を頭にいれておきたいものです。
- 本当に望む葬儀内容だけを選ぶことが出来ます。
あせって決める必要がない為、落ち着いた心理状態でじっくりと葬儀内容を検討できます。
本当に望む葬儀の内容だけを伝えられる為、形式にとらわれない葬儀を執り行なう事が出来ます。 - 事前に準備するべき事を確認できます。
『いざ』という時に慌てないよう事前に準備しておいたほうが良い物を確認できます。 - おおよその葬儀費用がわかります。
葬儀にはお葬式自体だけの費用だけではなく、返礼品・料理・お花、その他お寺のお礼などさまざまな費用が付随します。
事前相談する事により、その費用の全体が把握でき、用意するべきお金もはっきりし、いざという時に心配する必要がありません。
『事前相談といっても何をどうやればいいの?』
こんな方もきっといらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは大まかな事前相談の流れと抑えておきたいポイントを紹介します。
どんな葬儀をお望みですか?
相談をする前に、どのような葬儀を行いたいかをイメージしましょう。
イメージしたうえで、具体的には下記のような内容を事前相談によって明確にしていく必要があるでしょう。
- お葬式の場所
葬儀の場所としては、自宅・寺院斎場・公営斎場・民営斎場・多目的ホール・セレモニーホール・教会・集会場・公民館・自治会館・葬儀社の自社斎場などがあります。
最近の傾向として下記のような理由から自宅でのお葬式は少ないのが現状です。
①案内人・後かたづけ・通夜ぶるまいなど人手がいる
②自宅が狭い・賃貸住宅
③自宅での混乱を避けたい
④参列者が多くなると近所への気使いが大変
⑤家中の整理・片付けが大変
反面、自宅以外でお葬式を行う場合下記の内容をポイントとして場所を検討しましょう。
①想定される会葬者の人数に見合った式場の大きさを選択する。
②交通の便を考慮する。
③駐車場のスペースを確保する。
④宿泊施設の有無。
⑤故人の宗教観を重視したり、遺志があればそれを優先する。
⑥希望するお葬式の格式にあわせる。 - お葬式の形式
仏教式・神式・キリスト教式・無宗教式等、宗教によってお葬式の形式は異なります。
それぞれの形式によって、必要になる事や、必要にならない事もあるので事前に調べておくと良いでしょう。
特に、仏式の場合は宗派も確認しておく必要があります、分からない時は親戚の方などに尋ねて確認しておくと良いでしょう。 - お葬式の規模
参列していただく方の人数と場所(会館等)の大きさ、祭壇、お料理などの数を把握します。
親族中心の密葬にするのか、又はある程度の交友関係までお知らせするのか、範囲を事前に話し合っておく事も必要です。
お葬式の規模によっては葬儀社の選択も、大規模な葬儀を得意としている葬儀社と、密葬や、家族葬など小規模な葬儀を多く手がけている葬儀社とでは、費用も異なってくるケースも見られます。
葬儀の規模によって葬儀社を選ぶ事が適正価格への近道です。 - 葬儀に用意できる予算
どれくらいの費用をかける事ができますか?
葬儀の費用は大きく3つの費用に分かれます。(詳しくはこちら)
貯金、保険金、互助会等の積み立てなどを明確にし、ご希望の葬儀をどれくらいの予算をかける事ができるのかあらかじめ把握しておく事は大切です。 - 葬儀社の選定
実際に相談をする葬儀社を決めましょう。
葬儀社については当サイトより連絡先を調べる事が出来ます。
電話で要望を伝え相談する事も出来ますが、その葬儀社が地域独特の葬儀事情・土地柄・宗教慣習に詳しいかどうか等、電話ではなかなか伝わりにくい事もある為、電話で打ち合わせの日時を決めたうえで、実際には直接葬儀社の担当者と会ったうえで要望を伝え相談をされることをお奨めします。
基本は人です。この人ならと安心できる葬儀社を選ばれる事が何より大切ではないでしょうか。 - 事前相談をうまく行うには
1~4の内容に沿ってご自分の考えをあらかじめ整理したうえで行う事が大切です。
こちらの考えを伝え、有意義な話し合いが出来る事できっとご自身の精神的負担も少し和らぐ事でしょう。